リーグ優勝決定戦

アパートの芝生にタンポポが咲いた。春が来たと思ったんだろう。それがほんとうだったらぼくも嬉しい。

明日からリーグ優勝決定戦が始まる。先日までの地区シリーズでは、4つの対戦のうち3つが三連勝で決着がついたのはあっけなかった。プレーオフの結果を見ると、アメリカン・リーグに限って言えば、先発のしっかりしているチームが勝ち進んだ。ボストン然り、クリーブランド然り。先発の頼りないヤンキースはやはり負けた。プレーオフでの先発投手の勝利に占める責任度はレギュラーシーズンよりも高くなる。試合地を移動するごとに休日があるので、先発は5人もいらない。4人いれば十分だ。そうなると、ボストンとクリーブランドの試合はすごいことになりそうだ。両チームの先発はすごいのが揃っている。シーズンで15勝以上した投手がともに3人。でも負け数はクリーブランドの三投手の方が少ないので、試合を潰してしまう可能性が低いだろう。打つ方も、ヤンキースやタイガースほどの迫力はないが、両チームとも中軸打者はこわい。やはり投手戦で、先発が長持ちした方が試合の支配権を握るだろう。

コロラドアリゾナの対戦は、どういうチームか知らないので、何とも言えない。テレビ観戦できそうなので、今から興味津々でいる。松井はうれしいだろう。メッツ時代は、エラー続出でショートをレイエス(相手がレイエスというのも悪かった。)に奪われただけでなく、故障やメジャーの投手に対応できず、さんざんの成績で放出され、コロラドに拾われた。ニューヨークからデンバーに引っ越ししたときは寂しかっただろう。9月のチームの大躍進によって、ぎりぎりでプレーオフの権利を得て、先週は好機でヒットやホームランを打った。やはりプレーオフで目立たなければ、イチローボンズのような例外はともかく、全国レベルの知名度は得られない。

日本ではみんなボストンを応援するのだろうが、ぼくはここから5時間で行けるクリーブランドに勝ってもらいたい。でも、すごい試合が観れそうなので、そのことでわくわくしている。レッドソックスはサバシア、カルモナを打てるのか? 7試合中、この二人は4試合に投げると思うから、4回勝負のうち2回は打ち崩さないといけない。ボストンの方も、ベケット、シリング、松阪、ウェイクフィールドとすごい投手を繰り出してくるので、インディアンズの打線が打てるのか? とにかくわくわくしている。