ネスレのコーヒーメーカー「グスト」はかなりのできばえ

忙しい朝、出かける前にコーヒーを飲みたいときにこれは便利。コーヒーのカップをセットし、スイッチを入れて、適量出たら止めるだけ(抽出するお湯の量は自由に変えられる)。30秒もかからない。調べてみれば、スイッチが自動停止するモデルもあり、知ってたら自動停止機能付きのほうを買っていた。それだと、スイッチを入れたまま、その場を離れることができる。

コーヒー豆から挽いてペーパーで濾過すると、5分はかかり切りになる。この5分を30秒に短縮できるのがこのコーヒーメーカー。マシン本体がたいたい9000円、専用カプセルが一杯あたり50円、1年のうち200日飲むとすると、全部で19000円。これを200日でわると一杯あたり95円。朝の5分を約100円で買うと考えると、自分としては安いもの。

コーヒーの味は上出来。自分の好みで比較すると、スターバックスや一杯400円くらいの喫茶店にはとおく及ばない。ドトールマクドナルドと張り合うかもしれない。しかし、ベローチェとかサンマルコとかの系統の200円くらいのコーヒーよりは絶対おいしい。あくまで私の好みだが。

少しぬるめに抽出されるのが気が利いている。ぬるいコーヒーなんて通常なら減点ものだけど、朝の忙しい状況では熱さを気にせず一気に飲めることは長所。説明書を読めば、安全のために90度で抽出しているとかまじめなことを書いているけど、いっそのことなら、「忙しいあなたのために、冷ましながら飲まなくてもよいぎぎりぎの温度で抽出するように設計しました」ぐらいのことは書いてもいいんじゃないかな。

コーヒーカップの種類は6種類。私のお薦めはエスプレッソ。通常の60CCで抽出するのもよいし、多めに抽出してもよし。

お湯の抽出が自動停止するモデルはジェニオという名前で、私が買った自動停止機能がないのはピッコロという名前。名前がややこしいので商品名に自動停止とかずばり入れてほしかった。とあれ、壊れたりしないで長持ちしてね、というのが今の気持ち。期待値以上の買い物。