B.B. King コンサート

B.B. Kingのコンサートに行った。とくにキングの音楽を知ってるわけでもなく、最近ベスト盤を借りて聴いたくらいのにわかファンだ。ぼくの好みから言うと、ちょっとメローすぎるかなという印象だ。コンサートは、大学の旧講堂で行われた。初めて入る建物で、入ってみればコンサートホールではなくて、2階席付きの体育館だったので意外だった。この講堂でかつてもう一人の偉大なキング、Martin Luther King, Jr.が演説をしたらしい。ぼくの席は2階席の前の方で、ボールを投げたら確実に届くくらいステージに近かった。バンド編成は、ギター2本、ベース、ドラム、キーボード/ピアノ、そしてバリトーン、テナー(かアルト)、トランペット2本(種類は分からない)のホーン4本構成。インスト演奏で、キングをステージに招くという形でショーは始まった。BBキングはなんと80歳。さすがに足が悪いらしく椅子に座って演奏したが、声がよくでる。すごい声が出る。音程が外れたり、かすれたりすることがまったくなかった。曲間の喋りが長かった。喋る内容は、たわいもないことがほとんどだが、中にはフェミニストが怒りだすような内容もちらほら。最後は、ポケットから300枚くらいのピックを前の方の客にばらまいて終わり。その投げ方が実にさまになっていて、適当に投げるのではなく、狙った所に確実にコントロールされていた。

ブルース歌手のソロ・コンサートは初めてだった。ああいう感じなのか、という感想しかない。客層は高め。平均40-50代かな。若い大学生ももちろんいた。