野球観戦の写真

7月14日付けで書いた、独立リーグ野球観戦の写真。富士フイルムの使い捨てカメラで撮った。



入場口から席に向かう。試合開始40分ぐらい前の、まだ閑散としている時間帯。ここに写っているのが、ほぼすべての観客席。



売店。売っているものは、ホットドッグ、ハンバーガー、フライドポテト、そしてドリンク。ありきたりのものしかないとか、高いとか、まずいとかは度外視して、こういう所に来ればこういうものを食べるものだと決め込んでいる。ある意味では、ご馳走だと思うからだ。それから、お土産を売っている売店もあったので写真を撮ったのだが、CDに入っていなかった。変だなあ。



ライトのポール際から外野全体を眺める。レフトポール際にわずかに観客席があるだけで、広告のはられたフェンスの向こうはただの空き地。この球場に入ってすぐに感じたのは、ここはほんの二、三時間前まではただの空き地で、今日の試合のために間に合わせのものでフェンスとかスタンドを作ったみたいだな、という感覚だった。もう一つ感じたのは、もし試合の人数が足りなければ、自分が参加できるような草野球の雰囲気だった。



試合直前に行われる国歌斉唱。守備側の選手は一列に並ぶのではなく、3組に分かれる。でも選手が一人足りない。準備が間に合わなかったのか。



スタンドの一番高い場所から。一塁ベンチ上のMeijerというのは、州全域にくまなく出店しているスーパーマーケット。審判は二人。球審はいつもキャッチャーの後ろにいるが、もう一人は攻撃側のランナーの状況によって位置を変える。この写真ではショート前方にいる。



イニングの合間に行われたプレゼント投げ。背中を向けている黒いシャツを着た女性(背中の文字はインターン)が、 プレゼントを詰めたMeijerのビニール袋をもって、囃し立てながらスタンドを走り回り、プレゼントを投げる。このインターンは陽気でなければつとまらない。客のほうも、こういうときは童心にかえって、写真のとおり、こっちに投げてくれとジェスチャーで応える。



一番前の席から。これだけ近いと、球の軌道がはっきり見える。



かなり色調をいじった。試合終盤で陽がかなり落ちた頃、レフトのフェンスから撮った。白線が微妙にまっすぐでないところや、外野芝生の質感、その向こうに立つ選手たちという構図に、ロバート・フランクばりの寂寞感が出ているなあ、と自画自賛



バックネットから。この写真を見ると、草野球の感覚を思い出す。夕暮れ時、原っぱで、見えにくくなるボールを打って追いかけた。外野フェンスの向こうに見えるのも、普通に家みたいに見える。メジャーリーグの球場では、こういう感覚になることはできない。この写真は一切ソフト加工していない。(以上おわり)