タイガースの有望外野手がメジャー昇格

タイガースはチーム状態が良くないみたいだ。インディアンズ、ヤンキースとのロード6連戦を2勝4敗で終えて、今日からは地元でこの2チームと再び対戦する。土曜日の試合を少しだけテレビで観た。負けた試合だったけど、注目したのはキャメロン・メイビン(Cameron Maybin)という若手の外野手だ。ダブルAから昇格したばかりで、二打席と守備機会を一度見ただけだったが、期待していいと思う。レフトを守ったが、これまでレフトのレギュラーだったモンローと比べれば、はるかに足は速そうだし、(コントロールは知らないが)肩も強そうだ。外野守備が強化できるので、メイビンの加入が今年のプレーオフ進出に貢献するかどうかはともかく、来季の戦力として楽しみな存在だ。

ところで、レギュラーだったモンローは故障でもしたのかなと思い、球団ホームページを見ると、メイビンの昇格と同日に戦力外通告をしたと書かれていた。ということは、メイビンはメジャーレベルで使えるので、モンローを手放してもいいと球団は判断をしたのだろう。たしかにモンローは守りが弱くて打つだけの選手で、打率が.222では、プレーオフをかけて戦っている集団にいるにはふさわしくない。それなら、若手の有望株であるメイビンにチャンスを与えるほうが彼自身も経験を積めるし、もしかしたら大暴れして打ちまくる可能性もあるのだから、メイビンを選択したのは理にかなっている。メイビンとしては、モンローの.222を超える打率を残せばいいのだ。

このごろポランコが先発を外れているけど、どうしたのか。DLには入っていないので、調子を落としているか、DLに入れるほどでもない故障か、疲労を抜くために休ませているのかのどれかだろう。

明るいニュースは、あのズマイヤが戻ってきたことだ。かれが去年のようなピッチングをすれば、ブルペンが安定する。それから、先発のロジャースももうすぐ戻ってくる。ペナントレースは戦力の消耗戦だ。まだたっぷり一か月ある。無理な選手の使い方をするのには早すぎる。9月の試合日程を見ると、マリナーズ、インディアンズと計6試合する以外は、プレーオフ進出の目標を失ったチームばかりと対戦するので恵まれている。プレーオフの行方は最後までもつれるだろう。でも今日からの7連戦をせめて4勝はしてほしい。