MacBookはまあまあ


MacBookを使い始めて二か月が経った。机の上にずっと置いて使っている。しばらく使ってみて分かってきた良い点、悪い点を書き出してみる。

<良い点>
・手のひらを乗せる部分が熱くならない。iBookでは、左手を乗せるところが熱くなり、時として不快だったが、MacBookではそれがない。
トラックパッドがすばらしい。マウスと併用できる。二本指でスライドするとスクロールできる。指を滑らせる所をポンと叩くと、それがクリックの代わりになる。

<悪い点>
・ACアダプターをつなぐと、かすかではあるがジーという音がする。気になるほどではないが、こういう音はするよりはしないほうがいい。たまたまぼくの持っているものがそうなのかもしれない。(iBookではこういうことは起きない)
・ファンがすぐ回る。CDをコピーするとき、動画を再生するときは轟音を立てる。ウェブページをいくつも表示させるときですら、ファンが回り出す。(iBookではこういうことは起きない。)
キーパッドが滑る。これが一番の不満だ。MacBookのキーの材質は、iBookに比べてつるつるしたものを使っている。さらに、iBookキーパッドは中がくぼんでいたので自然と指がキーパッドの中央で固定したが、MacBookキーパッドは完全にフラットな形をしている。つるつるしているということと、キーパッドにくぼみがないという二点によって、タイピングがしにくい。指先が乾燥しているときは、なおさらだ。
・これもキーパッド関連だが、キーを叩いたときの音に迫力がない。これを静かと言えば長所になるのだが、iBookのようなカチカチという音がしてほしい。
・液晶画面がいやだ。スペック表に"glossy"と表記されているこのテカテカした液晶は光沢が強すぎて、目が痛くなる。ぼくは輝度レベルを下から4つ目にして使っている。色鮮やかなglossyの液晶が主流なのは知っているが、ひたすら文章を書くために使う人にとってはよくない。iBookのほうがよい。

MacBookは、値段の割にスペックは十分だし、薄いし、デザインも洗練されていて、つまり大衆受けするような要素に満ちていることは素晴らしいのだが、道具として使うとなると、上に書いたようなことが気になる。満を持して買ったMacBookだったが、今のところ愛着は湧いてこない。スペックが上がったことに対する満足感はあるが、道具としての使いやすさには欠ける。

結論:MacBook Proが欲しい。