Lisboa 3

今日は最後の日。今日はどこに行こうか、昨夜はベッドに入っても決心がつかなかった。世界遺産の宮殿を見に行くか、海辺の町でのんびりするか、で迷ったのだが、世界遺産の方に行った。朝8時頃出発すれば両方行けたのだけど、早起きする元気がない。リスボンなんて小国のつまんない町だと思って、ガイドブックは買ったけど読まずに来たのだけど、予想は大外れで、あるわあるわいろんなものが。まだまだ行きたいところがあるけど、旅には終わりが必要だ。世界遺産のことは後日書くので、今日はテレビ、買い物、食べ物のことを少々。

・どうやら、ヨーロッパの西の方の国のチャンネルはだいたい見れるようだ。とうぜんその国の言語でやっている。ドイツ語のチャンネルでは深夜になるとアダルト商品のCMが延々と流れる。おっぱい見せてもいいみたい。イタリアのチャンネルは毎日ミス・イタリアをやっている。

・スポーツチャンネルは毎日どこかの国のリーグのサッカー中継をやっている。今日はポルトガル・リーグの試合を観たけど、チアリーダーがいて、観客もおとなしく見ている。最近の話題は、チェルシー監督のモウリーニヨ(ポルトガル人)の辞任が連日報道されている。

・相撲の名古屋場所もやっている。実況はイギリスのアナウンサーが喋っている。しばらく見ていたら朝青龍が出てきたので、これは前の場所の再放送だった。高見盛の気合いを入れる様子は面白い。

・El Corte Inglesというスペイン資本のデパートに服を買いに行った。ポルトガルの人は小柄なので、ぼくのサイズが豊富にあると期待したけど、そうでもなかった。それに全然安くない。アメリカ、イギリス、イタリアのブランドになると、日本より高いのでは。手頃な値段のスペイン製のジャケットを1着買った。

・歯磨き粉が切れたので買い求めたけど、アメリカン・ブランドがすべてを占めている。一つだけポルトガル・ブランドを見つけたのでそれを買った。

・魚売り場では、日本みたいに魚がそのままの姿で氷の上に陳列している。

・それから、ざっと見たところでは食料品は概して高い。生鮮品、加工食品どちらもアメリカの方が安い。ここの方が安いものは、知り得た限りではコーヒー豆、水ぐらい。

・何を食べても美味しい。一度だけパスタを食べて失敗しただけで、コーヒー、水、パン、ケーキ、菓子、肉、魚、全部おいしい。タコのマリネは常食みたいで、どこにでも売っている。それから、プリンがおいしい。高級レストランでもファーストフードでも、絶世の旨さがある。

・ここの人は生野菜をあまり食べないみたいだ。ホテルの朝食でも出てこないし、大学のカフェテリアにもなかった。レストランでも、メニューにはあるが食べている人は見ない。