プレーオフ

アメリカン・リーグは、シーズン前の評価の高かったチームが勝ち上がった。ボストン、ヤンキースクリーブランド、エンジェルス。プレーオフの常連が多く、4チームとも毎年ある程度の成績を残してきた。それに対して、ナショナル・リーグは、まさかそんな、という事が起こった。弱小チームという認識以外は何の印象もなかったフィラデルフィアコロラドが、9月に入って怒濤の連勝、連勝でプレーオフに進んだ。カブスアリゾナも、ここ数年は低迷していたチームだ。

今日か明日からプレーオフが始まるが、テレビ番組表をみると、今週は地上波で試合を中継してくれないので見れない。たぶん、地上波では両リーグの決勝から中継するのだろう。一応、中西部びいきということでクリーブランドカブスを応援するが、見たことのないナショナル・リーグのチームを見れるのが今から楽しみだ。

タイガースのオルドニエス首位打者をとったのはすばらしい、イチローに勝ったのだから。オルドニエスのすごかった点は、高い打率をかせいだだけでなく、長打の割合も高かったことだ。オルドニエスは打率だけでなく、二塁打数でもリーグ・トップである。打点はリーグ二位。打者としての特徴は異なるが、チームの得点への貢献度では、単打中心のイチローよりははるかに大きい。

タイガースは、去年ができ過ぎという感は否めなかったので、今年はがたがたになるのではと心配したが、最後までプレーオフ戦線に残ったのは良かった。でも、投手が足りなかった。クリーブランドのサバシアとカルモナのように、ヴァーランダーとあと一人、柱がいれば8月9月の終盤のしのぎあいで、他チームに競り負けることはなかっただろう。

日本の方も優勝チームが決まった。日本ハムの優勝はすごいと思う。どういう選手がいて、どういう野球をするのか知らないけど、昨年から新庄、小笠原、岡島が抜けて戦力がた落ちで、大した補強もしていないのに、現有戦力を使って勝つというのはすごい。監督、コーチ、選手だけでなく、フロントも含めた組織の勝利だと思う。