Walk the Line

やっと治るかと思ったら今朝はまた逆戻り、たぶん寝るときに寒かったのがいけなかったんだろう。そこで室温を上げた。午後になると回復した。昨日もそうだった。そう分かれば、気が楽になった。午後は映画館に行った。Walk the Lineという作品だったんだけど、ジョニー・キャッシュの伝記映画だ。うーーん、出来は中の下といったところか。ジューン・カーターとの関係を中心にしてるんだけど、中途半端。キャッシュの音楽的な系譜をたどっているわけでもなし、(ありがちな)ビジネスとしての音楽と自分の追求したい音楽とのを葛藤を描いてるのでもなし、人生観みたいなものをあぶり出すのでもなし、よく分からなかった。楽しめたのは、エルビスジェリー・ルイスサム・フィリップスが出てきたり(もちろん本物じゃないぞ)、キャッシュがディランのIt Ain't Me, Babyを歌ったところだけ。ようするにこの映画は期待外れ。

とはいっても、時間と金の無駄だったのかといえばそうでもない。映画の評価とは関係ないけど、8月に行ったメンフィスのサン・スタジオとこの映画の内容がリンクしたからだ。このように一つの経験が他の経験とリンクするのは楽しいことだ。

近くのマーケットで食料品をたくさん買って、車にガソリンを満タンにして家に帰った。


初出エキサイト 12/14/2005 W