デル ボストロ

500ドル以下で、VistaではなくXP搭載のWindowsラップトップという条件で探して見つけたのが、DellのVostro 1000。調べたところ、どうやらDellだけが、機種は数種に限定されるが、今でもXPを選択できるオプションを提供しているようだ。でも、XPを選んだからといって、Vistaを選ぶよりも安くなったわけではない。そして、あえて必要ないとは思ったが、Vostro1000の基本構成に20ドル追加するだけだったので、メモリーを512MBから1GB、HDを60GBから120GB、そしてDVDを焼けるドライブにスペック・アップした。

今日届いてさっそく使い始めているが、いいんじゃないかな。安かろう悪かろうという印象はない。キーはしっかりしていてタイプするのにストレスは感じない。サンプルについているオーディオ・ファイルのベートーベン交響曲9番を流すと、MacBookのスピーカーよりはるかにいい音が出る。(もっとも、連続して流すと、CPUが一番安いAMD Sempron 3600だから、すぐにファンが回り出したが)。それから、15インチのディスプレイも、MacBookのようにてかてかしていないので字が見やすい。

Vostro1000は辞書専用として使うために買ったので、XPでもぜいたくすぎるくらいで、したがって低パワー(つまり低価格)のCPUでいい。強いて欲を言えば、机の上のスペースをなるべく取らない13インチか12インチのラップトップが欲しかったのだが、そういう小さいのは値段が高くなり1000ドルを超えてしまう。いまのところは、このVostroで充分だ。付属ソフトを見ると、ネット関連のソフトの他には、Microsoft Worksというのが入っている。ビジネス統合ソフトで、ワープロソフトもあるので、文書作成くらいなら、CPUにさほど負担をかけないでやれそうだ。それから、ぼくは少なくとも当面は使う必要はないけど、このVostro1000にはワイヤレスカードもついているし、500ドル以下で、これだけのラップトップが買える時代がくるとは、信じられない。ぼくが10年くらい前に買ったIBMのThink Padは20万円以上したというのに。