Sleeptracker Pro

以前どこかで見て以来、使ってみたいと思っていた目覚まし時計を購入。目覚まし時計といっても、見た目は腕時計そのもので、じっさいこれをつけて外出してもなんの違和感もない。もっとも、やや厚ぼったい点は否めないが。普通、目覚まし時計といえば、決めた時間に音が鳴るわけだが、Sleeptrackerは自分が起きたい時間が近づいてきたら、眠りが浅くなっているタイミングを見計らって音と振動で起こしてくれる。 人間は覚醒に近いレム状態の時に体を動かすので、その動きを時計が感知し、起きるべき時間が近づいたときのレム状態でアラームが働く。したがって、深い睡眠状態に起こされるような不快感を味わわずに、快適に目覚められるというわけだ。

ちょっと怪しいといぶかる気持ちがなかったわけではないが、好奇心を抑えることはできない。仮にだまされても、腕時計として使えばいいと考えて、買ってみた。確かに、起きかけのような状態の時に、目覚まし機能が作動するので、気分が良い。起きかけていたなというのは、感覚として分かる。何より面白いのは、この時計は、睡眠中のセンサーの動きを記録していて、それを確認できる点にある。左上のボタンを押していくと、体が動いてセンサーが反応した時間が表示される。2:15、次は2:57、次は3:38というように、これが起きる時間まで続けて表示される。自分が眠っているときのことは知りようがないので、このように具体的に、2時15分に体が動いたことを確認する感覚がなんとも不思議だ。今週から毎日使って、その日の睡眠状態を確認しているが、どうやらぼくはノンレム睡眠の時間帯が短い、つまり深く眠れていないようだ。ではどうやって改善しようかと自問しても具体策が出てこないが、Sleeptracker Proにはソフトが附属していて、毎日の睡眠データをPC上に記録することができるので、睡眠の質に関するパターンが発見できるかもしれない。