夏の終わりの感じ方

ようやく、酷暑の夏が過ぎたようでほっとしている。アメリカ中西部の夏を過ごしていたときは、夏の盛りからして、過ぎゆく季節のはかなさみたいなものを感じていたが、日本の夏は、盛りの時は暑すぎて季節に対する感性が麻痺していて、終わってようやく夏が終わったと知る。

NPRのポッドキャストで、1000 Essential Recordings Before You Dieという本を書いた人が出てきて、選んだ1000曲のなかから夏に相応しい曲として、Sly and the Family Stoneの"I Want to Take You Higher"や、Ahmad Jamalの"Poinciana"というジャズナンバー、Bruce Springsteenの"Born to Run"を紹介していたけど、この三曲でぼくのもつ夏の感覚と一致したのはAhmad Jamalのジャズ。中西部の夏には、このようなメロウなジャズがぴったりだと思っている。南部だと、Sly and the Family Stoneのファンクがぴったりなのかも。そして都市部ではBorn to Runが見事にはまりそうな気はする。この本買ってみようかな。