キンドル:初期不良品を返品する

一大決心してキンドルを注文したのに、送られてきたものが不良品だったりするとがっかりするし、どのようにクレームを言えばいいのか分からずパニックをおこすかも知れない。なにしろ、ここで言っているAmazonとはアメリカのAmazonなのだから。日本のアマゾンはキンドルに関しては対応しない。

私にしては珍しく、というより生まれて初めてだとおもうが、買った製品が不良品だったという経験をこのキンドルで味わった。最初に書いておくが、かりに初期不良品が送られてきても慌てることは全然ない。Amazonは完璧に対応してくれるのでご安心を。

アリゾナから送られてきたキンドルはスクリーンが故障していた。スイッチを入れても、はじめのStep1, Step2と出ている画面が変わらず、Amazonのサポート・ページを見て、再起動を何度も繰り返したが、初期画面は弱冠変わったものの、水平に何本も線が走り出したところでうごかなくなってしまった。サポート・ページでは、メールで問い合わせができるようになっているのでメールを書いたが、届きませんでしたと返ってきて、「こちらから(Amazon)から電話をかけるので、お客様の電話番号を教えてほしい」と書いてある。携帯の番号にはかけてもらえないので、自宅設置の電話番号を入力して、電話がかかってくるのを待った。ほどなくAmazonから電話がかかってきた。それで、キンドルの状態を説明して、サポートページに書いている再起動もやったけどダメなので交換してほしいと言ったら、あっさり承諾してくれた。

この電話をしたのが金曜日の夜で、次の週の月曜日に新品のキンドルが届いた。

交換にかかる費用の件だが、ひと言で言えば、全部Amazon持ち。故障のキンドルは送り返さなければいけないが(これをしないと、故障の分のキンドルの代金を返却してくれない)、その郵送代もいったん私が立て替える形になるが、Amazonが払ってくれる。お金に関する具体的な説明は、すべてメールで書いてきてくれる。

このように、お金のことは心配しなくてもよいと書いているうちに、自分の今回の件はきちんと精算されているかどうかまだ確認していないことに気がついた。この件に関するAmazonのメールを確認すると、交換してもらったキンドルに関しては決済が済んでいるが(つまり、キンドル一台分だけの請求がきているということ)、日本から送り返したときの1500円の郵送費に関してはまだメールが来ていないことを知った。私が送った故障品を受け取ったというメールは来たが、1500円の返金処理が済んだというメールが来ていない。気になって、Amazonの返品に関する規則を読むと、どうやら私はミスをしてしまったらしい。規則によると、「返品用のラベルを使えば、返送にかかった費用を払う」となっている。しかし、私は返送用のラベルを使わずに手書きで住所を書いて送ってしまった。1500円の余分な出費をしてしまった。

もし、これを読んだ人のなかで、故障等でキンドルを送り返すときは、返品用のラベルを使うことを忘れないでください。